2014年3月9日日曜日

HTC 8Sを手に入れたのでWindows Phone 8について思ったことを書いてみた

HTC 8Sを手に入れて一週間ちょっと経ち、Windows Phoneにも少しなれつつあるので、簡単な感想でも書こうと思います。



Windows Phone(以下WPと表記)とはそもそもなんぞや?という方に簡単に説明すると、

WPとは、Windows Mobile(以下WMと表記)の後継で、ビジネス向けという位置づけが強かった従来のWMから変わり、一般消費者向けにコミュニケーションに重点を置いて、一から作られたモバイル用OSです。
2010年2月にWPの最初のバージョンであるWP7が発表され、2011年7月にWP7.5を搭載した国内で唯一のWP搭載スマートフォン、IS12Tが発売されました。
2013年3月にWP8が発表され、Nokiaを中心にWP8搭載スマートフォンが発売されましたが、国内キャリアからは未だに発売されていません。
2014年4月に大型アップデートとしてWP8.1が公開される予定のようです。


こんな日本ではほとんど無縁なWPですが、どんなもんか試してみたくなったので、HTC 8Sを手に入れました。

最初に手にしたときの感想は、
何これ、ヌルヌル動いてきもちいい(意味深な意味ではありません)
といった感じでした。

スペックはSnapdragonS4 1.0GHz(MSM8227)、RAM512MBとWP搭載端末の中でもミドルレンジなスペックなのですが、スクロールはかなり快適で、Android搭載の最新機種とほとんど変わらない快適さでした。


一週間程度触ってみて色々と未完成な部分が見えてきたので、特に気になる点をいくつかあげていきます。

まず、
アプリの起動がいちいち遅い
2.x台のAndroidを思い出させるような遅さです。アプリによっては10秒程度待たされることがあります。使いたいアプリがさっと起動出来ないのはかなりイライラします。

次に
日本語キーボードが使いにくい
HTC 8Sは日本語ロケールが用意されていませんが、ブラウザの言語や音声認識機能、キーボードは日本語で利用することが出来ます。
しかし、そのキーボードが未完成すぎでした。
WPのキーボードは、変換能力はモバイルOSのIMEにしてはかなり高く12キーフリック入力も利用可能なのですが、非常に致命的な問題があります。
なんと、ユーザー辞書がありません
これはIMEとしてかなり致命的な問題だと思います。
国内でWP搭載端末が発売されないので、今後の改善もあまり期待出来そうにありません。
また、フリック感度も調整出来ないので、AndroidのIMEではフリック感度を高めに設定している自分にとっては指を大きく動かさないとうまく入力出来ないのでそこも辛い点でした。

またAndroidやiOSを比較して
設定トグルが一切無い
というところも気になりました。
Androidには各メーカーのカスタマイズで通知領域にトグルを付けたり、4.2からは標準で「クイック設定」という機能がつき、iOS7にもコントロールセンターがあり、Wi-FiやBluetoothの入切がワンタップで切り替えることが出来るのですが、WPにはそういう物が一切ありません。
8.1で通知領域が搭載されるようですが、そこにトグルもつけてくれたらうれしいです。今後のアップデートに期待したいところです。

これはWindows譲りなのかなーと思うところなんですが
アップデートの扱いが少々面倒くさい
日本語キーボードを使うにはアップデートという形でダウンロードしないといけないのですが、その前にOSのアップデートが必要で、キーボードをダウンロード、利用できるようになるまで4,5回ダウンロード、インストール、再起動を繰り返した覚えがあります。
Androidのマイナーアップデートとはちょっと勝手が違う感じがしました。



WPは(WMからの)リニューアル以降の歴史(?)がまだ浅く、色々と未完成な点が目立ち、AndroidやiOSと比べるとまだ見劣りするところが多々ありますが、デザインの良さはピカイチで、特にスタート画面は理想的なフラットUIだなと思いました。
今後上に挙げた点が改善されたらなぁと思いつつ、もう少し使ってみたいと思います。

また気になる点やアップデートでの改善点を改めて記事にするつもりです。

0 件のコメント:

コメントを投稿